概要
同じタイプのルールを複数作成することができます。同時実行 とは、同じタイプの複数のアクティブなルールが存在し、それらがチェックアウトページで同時にトリガーされたときに何が起こるかを表します。この記事では、これらのルールが一緒に適用された場合に何が起こるか、そしてその組み合わせ効果がチェックアウトプロセスにどのように影響するかを理解するのに役立ちます。
説明
同じタイプのルールを複数追加すると、それらはすべて独立してほぼ同時に実行されます。チェックアウト結果は、トリガーされたすべてのルールが生成する操作の組み合わせの効果です。ショッピファイによれば、これらのルールの実行順序は決定的ではなく、任意の順序で実行される可能性があります。各ルールは、同じタイプのルールによって生成された他のアクションと組み合わせることができるアクションのみを生成できます。
例えば、配送方法を非表示にするルールは作成できますが、配送方法を表示するルールは作成できません。
すべての配送方法非表示ルールは一緒に組み合わされ、非表示にするべき配送方法を決定します。
例えば、配送方法を非表示にするルールは作成できますが、配送方法を表示するルールは作成できません。
すべての配送方法非表示ルールは一緒に組み合わされ、非表示にするべき配送方法を決定します。
1
すべてのルールが実行開始
すべてのルールはほぼ同時に実行を開始し、自身の条件をチェックしてアクションを生成するかどうかを判断します。
2
ルールのアクションが生成される
ルールの条件が満たされた場合、そのアクションが生成されます。
例えば、名前に「世界中」を含む配送方法を非表示にするルールを作成し、さらに名前に「国際配送」を含む配送方法を非表示にする別のルールを作成したとします。両方のルールが操作を生成し、一方は「世界中」を非表示にし、もう一方は「国際配送」を非表示にします。
3
アクションが組み合わされる
複数のルールが操作を生成した場合、それらの操作は組み合わされ、チェックアウトに送信されます。
例えば、ルール1が「世界中」を含む配送方法を非表示にし、ルール2が「国際配送」を含む配送方法を非表示にする場合 → 「世界中」と「国際配送」を両方非表示にする組み合わせ操作が生成され、チェックアウトに送信されます。
使用例
顧客の郵便番号に基づいて特定の配送方法を非表示にしたい場合を考えます。例えば、以下のルールを作成するとします： ルール1 → 郵便番号が 2005 または 100 で始まる場合、
DHL Express Worldwide 配送方法を非表示。
International Shipping 配送方法を非表示。
ケース1：1つのルールのみ適用される場合
-
顧客が 10045 の郵便番号を入力した場合、ルール1 が適用されます。ルール2の条件は満たされないため、アクションは生成されません。
→ チェックアウトでは
DHL Express Worldwide配送方法が非表示になりますが、International Shippingなどの他の方法は利用可能なままです。
- 顧客が 50010 の郵便番号を入力した場合、ルール2 が適用されます。
→ チェックアウトではInternational Shipping配送方法が非表示になりますが、DHL Express Worldwideなど他の方法は利用可能です。
ケース2：両方のルールが同時に適用される場合
- 顧客が 2005 の郵便番号を入力した場合、両方のルールの条件が満たされるため、ルール1とルール2の両方 が適用されます。
- つまり、
DHL Express WorldwideとInternational Shippingの両方がチェックアウトで非表示になり、他の方法のみが利用可能になります。
ルールの競合
複数のルールが同時実行に安全でない場合、互いに競合し、チェックアウトページに問題を引き起こす可能性があります。問題を避けるために、ルールが互いに競合していないことを確認する必要があります。
例：特定の配送方法のみ表示する場合
ルールが 特定の配送方法のみ表示 に設定されている場合、表示したいリスト以外の配送方法をすべて非表示にしようとします。 複数のルールが 特定の配送方法のみ表示 に設定されている場合、互いに競合し、すべての配送オプションが非表示になる可能性があります。
例: ルール1 → 郵便番号が 2005 または 100 で始まる場合、DHL Express Worldwide のみ表示。
ルール2 → 郵便番号が 2005 または 500 で始まる場合、International Shipping のみ表示。
DHL Express Worldwide 以外の配送方法を非表示にしようとし、ルール2は International Shipping 以外の配送方法を非表示にしようとします。その結果、配送方法が利用できない エラーが発生します。両方のルールは互換性がないためです。
この問題を解決するには、共通の郵便番号を別に処理する第3のルールを作成する必要があります。
一般的なヒントとして、特定の配送方法のみ表示 を使用する場合は、サブ条件として 配送方法利用可能 条件と組み合わせ、両方で同じ値を使用することをおすすめします。
例: ルール → 郵便番号が 2005 または 100 で始まる場合、DHL Express Worldwideのみ表示 AND サブ条件 配送方法利用可能 に DHL Express Worldwide を設定。これにより、他の配送方法を非表示にする前に、チェックアウトでDHL Express Worldwideが確実に利用可能であることが保証されます。